6日中山競馬場でおこなわれたダービー卿CT(GIII)で、1番人気マルカシェンクに騎乗した福永祐一騎手。だがレースではスタート一歩目に痛恨のつまずき、結果8着に敗退。1週前に高松宮記念(GI)の1番人気スズカフェニックスに続き、2週連続で同じアクシデントに見舞われてしまった。重賞で2週連続1番人気で敗退したばかりか、マルカシェンクはここで賞金を加算できなかったことにより春のGI戦線に出走することもできず、スズカフェニックスはあっさり武豊騎手に戻ることになってしまうのだろう。

しかも高松宮記念敗退のショックも冷めやらぬ4月1日エイプリルフールには某有名ニュース配信サイトで、昨年天皇賞秋のレース後に、斜行したコスモバルク五十嵐冬樹騎手に対して「あの人はいつもヨレる。中央のGIに乗るような騎手じゃない。福島にでも行っていればいい」と発言した謝罪として、桜花賞から始まるGI戦線を全て断り、12日から始まる福島開催にフル参戦すると「ジョーク」記事まで掲載されてしまい、本人はその発言自体否定しているものの、事実だと勘違いしたネットユーザーが掲示板上で大騒ぎするなど、思わぬ災難となった。

今週の桜花賞には有力馬エイムアットビップで参戦予定。古馬牝馬路線には阪神牝馬Sに出走予定のローブデコルテが控えている。天皇賞春では今年絶好調の「アドマイヤ」勢の馬に騎乗することも予想される。ここ数週数々の災難に見舞われた福永祐一騎手だが、今後気持ちを切り替え結果を残すことができるのだろうか。
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