心身ともにどん底に陥っていたことが原因で、今季終了までの期限付きでインテルからサンパウロへレンタル移籍中のFWアドリアーノが、新たな窮地にたたされていることが明らかとなった。

 復帰の兆しを見せていたアドリアーノは、サントス戦で相手DFドミンゴスに頭突きをして退場処分となった。アドリアーノに対する判決は、スポーツ裁判で後日決定される。アドリアーノの行為が「255条=相手チームや同僚に対する敵対行為」と判断された場合は3試合の出場停止処分にとどまるが、「253条=フィジカルへの暴力行為」と判断されれば最低で120日、最大で540日間試合に出場できないこととなる。

 渦中のアドリアーノは「審判が何を目撃したか分からないが、相手選手が先に俺の顔に触ったんだ。だからどういうつもりかを問いただしたかっただけなんだよ…」と説明している。

 母国ブラジルで復活の兆しを見せていたアドリアーノの新たなトラブルに、サンパウロのムリシー・ラマーリョ監督は「アドリアーノはミスを犯してしまった。このような行為は許されない」と厳しい姿勢を見せている。

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