左足第5中足骨を骨折し、約3ヶ月、試合から遠ざかっているバルセロナのFWリオネル・メッシだが、長期に渡るリハビリ生活を乗り越えチームに戻ってきた。ケガも完治し、あとはプレーのリズムを取り戻すだけだ。医師のゴーサインも出たメッシが日曜日(11日)のラシン戦の招集メンバーに名を連ねることは決定的。スタメン出場とはいかないだろうが、ラシン戦で復帰することも確実視されている。

「ラッキーなことにまたプレーすることができた。練習での試合だけれどね。リズムも取り戻しつつあるよ。できるだけ早く取り戻したいね」。

バルセロナの地元ラジオ番組内でそうコメントしたメッシ。メッシに残された課題である試合感を取り戻すことも順調にいっていることがうかがえる。

「たぶん、日曜日のラシン戦には出場できると思う。試合の展開次第でプレー時間が多いか少ないはあるとしても、出場できると思う」。

 ラシン戦出場への自信も見せたメッシは、同番組でアルゼンチンでのリハビリ期間中のエピソードも明かしている。メッシのビデオゲーム好きは有名な話だが、このリハビリ中はプレステで遊ぶことで退屈をしのいだようだ。

「僕はプレステが遊ぶのが好きなんだ。アルゼンチンではかなり遊んだよ。プレステのメッシは僕よりもずっと試合に出場し続けているよ。プレステのメッシはそんなにケガしないからね、ハハハ。全てがうまくいくといいな・・・」。

 長い道のりを経て、ようやく復帰するメッシ。リーガ、チャンピオンズリーグ、スペイン国王杯と3つのコンペティションを戦っているバルサにとって、エトーに続くメッシの復帰は復調の兆しが見えるチームにとって心強いものとなるはず。何よりメッシ自身、失われた3ヶ月を取り戻すべく、やる気に満ちあふれていることだろう。

(スペイン通信)