蛇口の上部「青色は飲める水、無色は飲めない水」はデマ SNSで拡散、水道メーカー「飲用可否を見分ける用途ではない」
水道の蛇口上部のネジの色で、飲める水がどうかを判別できるという投稿がSNSで拡散している。赤色、青色などの色分けについて水道用品メーカーのカクダイは、「飲用可否を見分ける用途ではない」と、この情報を否定した。
Twitterで広まっているのは、「『蛇口のココが青いのは飲める水、色が無いのは飲めない水が出る』のだと教えてもらった」との投稿。上部が青い水栓と無色の水栓の写真が添えられている。この投稿には、「間違いなくデマ」「中水を供給している工場内や施設内限定の話」との指摘もあるが、「初めて知った」「勉強になりました」いったコメントも寄せられ、5万回以上リツイートされている。
水栓のネジの色について、青・赤・無地(無色)の「カラービス」を製造している水道用品メーカーのカクダイに確認したところ、「飲用可否を見分ける用途ではない」とのこと。施工先も一般的に青は水、赤は湯を見分ける目的で取り付けていると説明し、SNSで拡散している情報を否定した。また、無地(無色)は、水と湯を見分ける必要がない場合に使用するとのことだった。なお、色は掃除などで剥がれることもあるとのこと。飲めるかどうかの重要な情報には適さないようだ。