▽明治安田生命J2リーグ第15節、大宮アルディージャvsFC岐阜が19日にNACK5スタジアム大宮で行われ、アウェイの岐阜が2-0で勝利した。

▽3連勝から一転、2戦勝利がない14位大宮(勝ち点18)と、前節の敗戦で連勝がストップした18位岐阜(勝ち点16)によるボトムハーフ同士の一戦。

▽前節、モンテディオ山形と1-1のドローに終わった大宮はその試合からマテウスに代えて奥抜を起用した以外、同じメンバーを起用。一方、大分トリニータに1-2で敗戦した岐阜はその試合と同じ11人で臨んだ。

▽アウェイながら立ち上がりからボールを保持する岐阜に対して、大宮は自陣でブロックを作り応戦。守備から攻撃への切り替えの部分で2トップの個人技を生かして相手ゴールまで迫っていく。

▽時間の経過と共に岐阜が押し込む状況が続く中、24分に見事な連係から先制点が生まれる。左サイドの古橋が中央のライアン・デ・フリースにボールを預けてゴール左に飛び出すと、デ・フリースから絶妙なヒールパスが通る。スムーズなファーストタッチでシュートコースを作った古橋が右足のシュートをゴール右隅に流し込み、3試合連続となる今季5点目を決めた。

▽幸先良く先制に成功した岐阜はその後も質の高いパスワークで大宮のプレスを剥がしては敵陣深くに侵攻していく。35分には小野のフィードに抜け出したデ・フリースがボックス内でワントラップからフィニッシュに持ち込むが、ここはハンドの判定。さらに前半終了間際の45分にはボックス手前で得たFKを小野が直接狙うと、GKが前に弾いたボールに竹田が反応するが、ここはシュートをミートできず。それでも、大宮のシュートをわずか1本に抑え込んだアウェイチームが1点リードで試合を折り返した。

▽迎えた後半は大宮が押し込む入りとなるが、岐阜がセットプレーから先にゴールをこじ開ける。53分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーの小野が左足インスウィングのボールを入れると、ゴール前で競り勝った竹田が巧みなバックヘッドで流し込んだ。

▽痛恨の2失点目を喫した大宮は直後の58分、奥抜とロビン・シモヴィッチに代えてマテウスと富山を同時投入。だが、この選手交代で流れを変えることができない。不用意なボールロストから再三に渡って岐阜のカウンターを許すと、絶好調のデ・フリースや古橋にあわや3点目という場面を作られる。

▽岐阜ペースで試合が進んでいく中、何とか追いつきたい大宮は85分、DF河本を下げてマルセロ・トスカーノをピッチに送り出す。DFを1枚削ってここから猛攻に出ると、89分には左サイドを突破したマテウスの鋭いクロスをゴール前に飛び込んだ大前がワンタッチで合わすが、これは枠の左に外れる。続く92分にはボックス手前右の大前が抑えの効いたボレーシュートを放つが、これはわずかにクロスバーの上を越えた。その後も決死の猛攻を見せた大宮だが、最後まで岐阜のゴールをこじ開けられず、試合はこのままタイムアップ。

▽敵地で大宮に完勝の岐阜が2試合ぶりの勝利で暫定10位に浮上した。一方、敗れた大宮は3試合未勝利で暫定16位に転落した。

◆明治安田生命J2リーグ第15節 日程・結果

▽5/19(土)

大宮アルディージャ 0-2 FC岐阜

▽5/20日(日)

《13:00》

ロアッソ熊本 vs 水戸ホーリーホック

《14:00》

松本山雅FC vs アビスパ福岡

大分トリニータ vs レノファ山口FC

横浜FC vs ジェフユナイテッド千葉

栃木SC vs FC町田ゼルビア

アルビレックス新潟 vs モンテディオ山形

カマタマーレ讃岐 vs ヴァンフォーレ甲府

ツエーゲン金沢 vs 徳島ヴォルティス

《17:00》

愛媛FC vs 京都サンガF.C.

▽5/18(金)

ファジアーノ岡山 vs 東京ヴェルディ

※雷雨の影響で試合途中に中止