渡辺直美が情熱的な芸術家に!
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 ディズニー/ピクサーが陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に大冒険を描いた最新作『リメンバー・ミー』の日本版声優にお笑い芸人の渡辺直美が決定。ディズニー/ピクサー声優に初挑戦となる渡辺は、実在したメキシコの芸術家フリーダ・カーロ役を務める。

 アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞で見事11部門に輝き、第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞と主題歌賞の2部門にノミネートされるなど話題を呼んでいる本作。ミュージシャンを夢見る少年ミゲルがカラフルな“死者の国”に迷い込み、そこで出会った家族が恋しいガイコツのヘクターと冒険を繰り広げるさまを描き出す。

 そんな本作で渡辺が演じるのは、ミゲルが死者の国で出会う情熱的な芸術家フリーダ・カーロだ。メキシコの紙幣にも描かれるほど国を代表する芸術家であったフリーダ・カーロは当時から愛と自由に生きた革新的な女性で、今なお彼女の作品は世界で愛されている。その声を担当した渡辺も「女性でフリーダに憧れている方は多いですよね。携帯の待ち受けにしていたり、グッズもたくさん出ていたり。今、メキシコの可愛い色合いがとても流行っているので、今のこの時代に作品がすごくぴったりだと思いました」と語りつつ、ディズニー/ピクサー声優初挑戦についても「ディズニー/ピクサー作品を全部観ているので、すごく嬉しかったです!」と喜びを見せた。

 さらには「色彩が綺麗過ぎてびっくりしました。色の組み合わせや死者の国の輝き方とか、色合いがすごく可愛くて素敵でした」と色鮮やかさを絶賛すると同時に、“家族のつながり”というテーマにも深く共感したそうで、「芸人になりたいというのはずっと子供の頃からの夢でした。でもすごく反対されました。売れる人は一握りなんだから、お前はなれないと最初からすごく否定されて。悔しい気持ちもあり、頑張って親に良い所を見せたいとか、親戚に喜んでもらいたいと思ってやってこられたので、むしろ反対された方が自分のためには良かったのかなと思います。今は家族も応援してくれていて、家族に自分の頑張っている姿や夢を叶えている姿を見せられて、本当に良かったなと思いました」と劇中のミゲルと重なる過去のエピソードも振り返った。

 今回、渡辺が演じた本編シーンの映像も公開。アトリエに迷い込んでしまったミゲルとフリーダが出会うシーンで、ミゲルと愛犬ダンテを見つけるやものすごい勢いでまくしたてたり、アレブリヘというカラフルな動物の説明を始めたり、芸術に情熱を燃やすかなり独特なキャラクターであることがうかがえる。果たして彼女は夢を追う少年ミゲルとどう関わってくるのか、本編が楽しみな映像となっている。(編集部・石神恵美子)

映画『リメンバー・ミー』は3月16日より全国公開