代表落選の本田、躍進する森岡と“同一価格”に… 独メディア算出の市場評価額で並ぶ

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ミラン時代に市場価格が急落、全盛期の8分の1となる3億2500万円

 パチューカFW本田圭佑は、11月10日の国際親善試合ブラジル戦(リール)と14日の同ベルギー戦(ブルージュ)に挑む日本代表メンバーから落選した。

 パチューカでは公式戦2試合連続ゴールを奪うなど、徐々に本領を発揮しているが、今回の欧州遠征でハリルジャパン初選出となった司令塔と、市場価格で並ばれていることが明らかとなった。

 ACミランで3年半にわたって背番号10を託された本田。最後の2シーズンはいずれも1ゴールに終わり契約延長オファーを手にすることができなかった。欧州サッカーにひとまず別れを告げて今夏メキシコに向かったが、その評価額は急落していた。

 ドイツのサッカー移籍専門メディア「transfermarkt」によると、本田の評価額の最高値はCSKAモスクワ時代の2013年6月19日の2000万ユーロ(約26億円)だった。ミランに移籍金ゼロで加入した2014年1月に1700万ユーロ(約22億5000万円)とやや下がり、昨年1月には700万ユーロ(約9億円)まで下落。そしてミランを契約満了となった今年6月の時点で250万ユーロ(約3億2500万円)と、全盛期の8分の1まで評価額を下落させている。

ベルギーで爆発し森岡の市場価格が急騰

 日本サッカー界の顔として長く君臨してきた本田だが、同メディアによると、今回の欧州遠征で2014年以来の代表復帰を果たしたワースラント・ベベレンMF森岡亮太と、評価額で並ばれたようだ。

 森岡は昨季まで所属したポーランド1部シロンスク・ブロツワフでは65万ユーロ(約8500万円)という評価額だったが、今夏加入したベベレンでの活躍により10月20日時点で250万ユーロに急騰。ベルギー1部リーグで6得点8アシストと輝きを放っている26歳の司令塔は、欧州マーケットにおいて、かつてのエース本田と評価額で並び立つほどの台頭ぶりを見せているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images