古巣相手に持ち味である１対１の強さを存分に発揮。攻撃にもよく絡んでゲームキャプテンとしてチームを引っぱった。
 
MF
６　福田晃斗　６（70分OUT）
守備でハードワークするだけでなく、インターセプトから攻撃に出ていく場面を何度か見せ、チームを勢いづけた。
 
14　高橋義希　6.5
中盤の底で守備範囲の広さを発揮し、今節も両チームでトップの走行距離。守備を安定させ、優位な展開を支えた。
 
４　原川　力　６
攻守のバランスを見ながら、要所で効果的な働き。ただセットプレーのキックではビッグチャンスを作れなかった。
 
７　鎌田大地　７
柔らかなキープや危険な位置への飛び出しで攻撃の中心に。ドリブルも効果的で、同点ゴールにつながるパスも供給。
FW
９　チョ・ドンゴン　5.5
高い最終ラインの裏を狙って駆け引きを続けたが、オフサイドが目立ち、空中戦やフィニッシュでも大きな仕事はできず。
 
32　ビクトル・イバルボ　６（65分OUT）
競り合いの強さを見せて、前半は攻撃の起点に。最後の詰めの部分はもうひとつだが、今後に可能性を感じさせた。
 
交代出場
FW
22　池田　圭　６（65分IN）
シュートは打てなかったが、持ち前のハードワークと身体の強さを生かして前線で起点を作り、終盤の攻勢に貢献。
 
MF
50　水野晃樹　6.5（70分IN）
右サイドに入って攻めのリズムを作り、良いクロスも何本か供給。落ち着いて同点ゴールを決めたのも大きな働き。
 
FW
18　富山貴光　-（88分IN）
出場時間は短かったが、同点ゴールのシーンでは泥臭くボールに絡んでDFを引きつけ、水野のゴールをアシスト。
 
監督
マッシモ　フィッカデンティ　７
攻守の要２人を欠く状況下でも、選手たちに自信を持ってプレーさせ、後半の交代策やシステム変更も効果的だった。
 
取材・文：前島芳雄（スポーツライター）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。