1日、道で札束を拾った韓国の銀行員の「神対応」が話題を呼んでいる。韓国では落とし物の現金がネコババされる例が少なくなく、警察に届ける行為も称賛の対象となるが、この銀行員の善行はそれにとどまらなかった。資料写真。

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2016年7月29日、韓国・KBSテレビによると、道で札束を拾った韓国の銀行員の「神対応」が話題を呼んでいる。韓国では落とし物の現金がネコババされる例が少なくなく、警察に届ける行為も称賛の対象となるが、この銀行員の善行はそれにとどまらなかった。

ソウルの銀行に勤めるチェ・ヒョンギさん(46)はある日、地下鉄駅近くの道端で大量の現金が入ったビニール袋を拾った。警察に届け中身を確認すると、小切手のほか現金5万ウォン札など総額4億1000万ウォン(約3800万円)もの札束だった。その後の警察の調べで、落とし主は70代の男性と判明した。男性が妻に渡そうと数年かけてためた金だったが、自宅の修理に訪れた業者に盗まれ、警察の追跡を恐れた犯人が地下鉄駅に捨てていたのだ。

無事に大金を取り戻した男性はチェさんの職場を数回訪れ、チェさんの手を握り何度もお礼の言葉を口にしたという。

チェさんは大金を警察に届けた理由をインタビューで問われ、日ごろ現金を扱う銀行員の間で言われる「金は石と思え」との言葉を思い出したと語った。また、チェさんは落とし物を届けた謝礼金として300万ウォン(約28万円)余りを受け取ったが、全額を小児がん患者などのための慈善団体に寄付したという。

この報道に、韓国のネットユーザーから感動や称賛の声が多数寄せられている。

「心の正直な天使だね。最高」
「この社会が何とか持ちこたえている理由はまさに、こういう正しい人がいてくれるからだと思う」
「あなたのような温かい人がいるおかげで韓国は幸せな国だ。ありがとう」

「こういう人が国会議員になってくれれば、清潔でいい国になるだろうに」
「首相になってもらおう!」
「銀行員としての基本ができた人だね」
「自分がもしこの大金を拾ったら同じようにできたか自信がない」

「あなたの行動は日照りの間の恵みの雨のように、さまざまなことにくたびれた私たち皆の心を癒やしてくれた」
「本当に困難なことをやってのけたね。きっといいことが起こるはず」
「いまだにこんな人がいるのか!」
「最近は防犯カメラがあるから、現金を拾っても使うのは無理だよ」(翻訳・編集/吉金)