2015年12月31日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真に映っているのは、ローソンの店舗。どこにでもあるありふれた光景のようだが、屋根部分にやけに大きなロゴマークがある。建物もなんとなく大きいような気がする。駐車場もかなり広そうだ。

「里帰りしたらスーパー跡地がコンビニ化されてシュール過ぎワロタ」というコメントが添えられている。なるほどここはスーパーだったのか......。スーパー仕様の施設がそのままコンビニに転用されているのだろうか。

Jタウンネット編集部はこのコンビニに電話して、話を聞いてみた。

30数台は停められる駐車場

冒頭のツイートの店舗は、「ローソン志摩磯部店」。オーナーの辻村満宏さんが電話で答えてくれた。

開店したのは昨年の2月。そろそろ1周年を迎える。以前は地元のスーパーが営業していたが、撤退してしまった。スーパーを利用していた地域の人々の要望を受け止めるカタチで、出店したのだという。

「お客さんの年齢層はかなり高いですよ。若者より中高年の方が多いでしょうか」と、辻村さんは語る。品揃えもそれに合わせているという。野菜など、生鮮食品も販売している。「スーパーより値段は多少高めかもしれませんが、年配の方には喜ばれていますよ」と辻村さん。車で遠出をすれば安さが売りの量販店もあるが、近場で買い物ができる便利さが高齢者にとくに重宝がられているようだ。

店内のスペースは、通常のローソンと変わらない。品数もけっして多いわけではない。「ただ駐車場は、広めかもしれませんね。以前のスーパーで使われていた面積を少し削った程度なので、30数台は停められます。もちろんトラックやバスなど大型車両もゆったり駐車できます」と辻村さん。付近には「志摩スペイン村」などレジャー施設もあるが、観光シーズンには広い駐車場がぎっしり車で埋まることもあるそうだ。

なんか新鮮だな〜

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「コンビニって既存物件壊してから建て直すイメージあったから、そのまま使ってるの新鮮だなー」「日本一大きいコンビニエンスストアじゃないかね」といった感想だ。実際に行ってみた人からの報告も届いている。

ローソン。写真はイメージです(tsudaさん撮影,Flickrより)