同性パートナー登録、台湾・台北市で可能に  証明書も発行

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(台北 19日 中央社)台北市政府民政局は17日から同性カップルの関係を認めるパートナー登録が可能になった。台北市に本籍を置く市民同士のみ登録できる。法的効力は持たないが、市では必要に応じて証明書を発行するとしている。

遺産相続などはできないほか、身分証や戸籍謄本への記載もされない。だが、同市衛生局は先週、登録された同性パートナーは医療法上の「関係者」として認め、手術同意書などへの署名が可能になると口頭で表明した。衛生福利部(衛生省)による公文書の発行を待って適用されるという。

台湾ではいわゆる同性婚は認められていない。先月20日からは高雄市で同性パートナーの登録が可能となったが、証明書の発行は見送られていた。

(許秩維/編集:齊藤啓介)