江戸時代、人口100万人を超えた大都市・江戸。風呂場のない狭い長屋に暮らす町人たちは、毎日湯屋に通うほどの風呂好きだったという。歴史学者・磯田道史さん監修の『新版 江戸の家計簿』(宝島社)より、一部を紹介する――。伊勢参宮宮川の渡し(写真=歌川広重画/三重大学附属図書館/CC-PD-Mark/Wikimedia Commons)■1K、9平米の家賃は月4875円だった徳川家康は江戸の町を、城を中心に武家地、寺社地、町人地の3つに分け