済美・安樂 智大(3年)の「激走」でベスト16入り!

 難敵・三島を退け、ホーム・坊ちゃんスタジアムに戻ってきた済美。昨年ベスト8の新居浜東相手に、この日は終始安定した戦いが光った。

 初回、済美は新居浜東先発・村上 純生(3年・投手・右投左打・166センチ69キロ・四国中央市立土居中出身)が制球に苦しみ3四球で得た一死満塁の好機で5番・伊勢元 一樹(3年・左翼手・174センチ68キロ・右投左打・宇和島ボーイズ出身)が前進守備の一塁手横を破り2点を先制。その後も着々と得点を重ね5回で試合を締めた。

 なお、この日の安樂 智大(3年・投手・右投左打・188センチ87キロ・松山坊ちゃんボーイズ出身)は4回50球6奪三振1安打1死球。最速147キロ(愛媛朝日テレビインターネット中継計測)と、三島戦と比べ順調に回復基調のピッチングで魅せた。また、4番のバッティングでも三塁打・二塁打の2本の長打で2打点の活躍。特に3回裏の三塁打時、その後のセンター定位置への犠牲フライ時の激走ぶりは、チームを鼓舞する主将としての矜持が感じられた。

(文=寺下 友徳)