今月3日、埼玉スタジアムでは、サッカーW杯アジア最終予選が行われ、日本代表が本田圭佑、前田遼一、岡崎慎司のゴールでオマーン代表に3-0で快勝。幸先よい滑り出しとなった。

次戦は8日のヨルダン戦となる。今回のオマーン戦では出番こそなかったが、この先に待ち受ける厳しい戦いにおいて、日本代表のピンチを打破できる力を持った一人が、ハーフナー・マイクだろう。

6日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では「ザックJAPANの"切り札"194cmハーフナーマイク」と題し、同局・宇賀なつみアナウンサーが、マイクに行ったインタビューの様子を伝えた。

昨年10月のタジキスタン戦では打点の高いヘディングシュートでインパクトのあるゴールを挙げているマイク。フィテッセでも途中出場で得点を決める場面が多く、宇賀アナから「時間が単純に少ない中で点を決めるっていうのは、難しいんじゃないかな」と訊かれるや、マイクは「時間が短かったから点が獲れなかった。そういう言い訳はあんま好きじゃないですけど、なるべく出た時間帯でもしっかりと結果を残せるように」と語る。

また、1993年のアジア最終予選（ドーハの悲劇）では、日本代表のGKコーチとして帯同した父ハーフナー・ディドにとっても、マイクのW杯出場は悲願。「（父は）ワールドカップには行けなかったですけど、自分が行ければ親父も嬉しいと思う」と話すマイクに番組はディドのビデオレターを用意した。

「本当に良い選手に成長したね。常にナショナルチームのためにベストを尽くしてほしい。いつも君を信じている。選手として必ず成功する。みんなでブラジルW杯に行けたらいいね。ガンバッテクダサイ」というメッセージが伝えられると、マイクは「変な汗出るわ」と苦笑いを見せつつ、番組のはからいには「涙は期待しないで下さい」と笑った。