全世界で5億ドル、日本で21億円を超えるヒットを記録した『シャーロック・ホームズ』(10)。その続編となる『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』が3月10日、全国464スクリーンで公開され、2位に初登場。土日2日間の成績で動員23万7975人、興収3億335万2950円を記録した。本作は、アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵を、ガイ・リッチー監督が斬新な映像で描き出している。前作に続き、ホームズ役をロバート・ダウニーJr.、ワトソン役をジュード・ロウが演じ、『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスが事件の鍵を握るヒロイン役として登場している。

【写真】ホームズ役には江口洋介、山田孝之が、ワトソン役には竹野内豊、二宮和也も選ばれた

本作の公開直前に行われたMovie Walker女性限定試写会のアンケートでは面白い結果が出た。ホームズとワトソン、どちらのキャラクターが好きかという質問に、20代女性からは「不器用さの中にも周りへの愛情が見られる」「頭が良くて強くてセクシー」「三枚目なのにキメる時はキメる格好良い男だから」といった意見が寄せられ、自由さやユーモアを魅力にしたホームズに77%もの支持が集まり、圧勝という結果に。しかし、30代女性になると、「何だかんだでホームズを助けるワトソンが素敵」「お人好しで、いつもホームズに押し切られちゃうところ」などと、ホームズに振り回され、しかし情に熱く、いつも付き合ってしまうワトソンへ大きく票が流れる結果となった。

全世界で人気を集める『シャーロック・ホームズ』シリーズだが、日本版を製作することも可能なはず! 日本人俳優でホームズ、ワトソンのキャスティングをしてもらったところ、ホームズ役には第3位に山田孝之、第2位に江口洋介、第1位にはオダギリジョーの名前が挙がった。ワトソン役には第3位に二宮和也、第2位に竹野内豊、第1位には妻夫木聡と、日本版製作を期待してしまう俳優陣がずらりと並んだ。また、ホームズの次点には『麒麟の翼 劇場版・新参者』(12)の影響からか阿部寛が、ワトソンの次点には三浦春馬や岡田将生など若手俳優の記載が目立った。ランキングには入っていないが本木雅弘、向井理、伊勢谷友介などもホームズとワトソン、どちらにも多く挙げられていた。

アンケートに答えた98%が「前作を見てないけど今回だけでも十分楽しめた。何回も笑う所があって良かった」(20代)、「コナンを見て育った、特に私たちの世代は絶対楽しめる!」(20代)、「女の子の方が楽しめるかも!」(20代)、「謎解きがメインであるけれど、肩の力を抜いて見られる映画。とても引きこまれた」(20代)、「予想以上にワクワクして、アクションもすごい! 花粉症も吹き飛ぶ面白さ」(40代)と本作へ満足しているようだ。なかには「ホームズ&ワトソンのふたりはとても楽しい。このふたりが続ければ原作を超えると思う」(50代)と、既に次回作への期待も寄せられている。【Movie Walker】

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