10日、浦和レッズの元監督であるフォルカー・フィンケ氏が、1FCケルン（ドイツ）のスポーツディレクターを辞任した。クラブ合意の元の辞職だったが、日本のサッカーファンからは批判の声が高まっている。

　フィンケ氏は2010年末に浦和の監督を辞任した後、同職に就任。手始めに日本代表DF槙野智章（広島、現浦和）を獲得し、2012年1月にはボーフムから北朝鮮代表FWチョン・テセ（元川崎）を引きぬいた。

　しかし両選手はともに満足な出場時間を得られず、槙野は今年1月に浦和へレンタル移籍。チョン・テセもほとんど干されている状態だ。両選手はソルバッケン監督と十分な相談をしないままの獲得であり、起用されないのも当然。そこへ来てのフィンケ自身の辞任とあって、槙野とチョン・テセはいわば「ハシゴを外された」格好だ。

　両選手は、ともに前所属クラブではレギュラーだった。両選手のキャリアを狂わせる移籍を進めたフィンケに、「フィンケもバカだなあ」「無責任すぎる」「これはテセに同情する」「テセｗあんた騙されたんやで」「もう2人もそろって浦和いけよｗ」「実は無能だったな」「しょうがねえじじいだな」といった批判の声が高まっている。