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 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)とWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30=同)の兄弟が27日、地元の神奈川県座間市で開催されたファンとの交流イベント「ざま井上兄弟キッズチャレンジフェスタ」に参加した。

 参加した子どもたちから大歓声を浴びて登場した井上兄弟。キッズボクシング体験前にトークセッションを行い、尚弥は「5月2日、無事に勝利することができて、またチャンピオンとして来ることができてうれしい」と、持参した主要4団体のベルトなどを前にあいさつした。

 尚弥は5月2日に東京ドームで元世界3階級制覇王者の中谷潤人(28=M・T)との“世紀の一戦”を3―0判定で制し、自身の持つ男子史上最多記録を更新する7度目の4団体王座同時防衛に成功した。来年にもフェザー級転級を見据え「プロボクサーとしてできるのも残り数年。小1から好きで始めたボクシングをやめるときに“やってきて良かったな”と思える引退の時を目標に、これから頑張ります」と決意を新たにした。

 質疑応答コーナーで「尊敬する人はいますか?」と問われると、父・真吾トレーナーの名前を挙げた弟・拓真に同調した上で、所属ジムの大橋秀行会長(62)の名前も。「プロ転向するときに大橋ジムに所属することを決めてから、プロモートする姿や選手に接する姿も見ながら生活しているが“偉大だな”と。大橋ジムでなければ目の前のベルトも獲れていなかったのかな」ともう一人の“恩師”へ感謝を述べていた。

 弟・拓真は9月27日にWBC世界バンタム級1位・那須川天心(27=帝拳)の挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨む。「次戦も決まってまた兄弟で頑張っていきたい。まだ自分は一本のベルトしか持っていない。世界には4つのベルトがあるが、兄みたく4つ集めていきたいのが今の目標」と改めて兄に続く4団体統一へ力強く意気込んだ。