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 W杯北中米大会を32強で終えた日本代表の森保一監督(57)が期限付きで契約延長する見通しとなった。関係者によると、日本協会が大会後に来年1月7日開幕のアジア杯サウジアラビア大会までの指揮を打診。受諾の返答を得られる可能性が高く、技術委員会や理事会を経て正式決定する運びだという。次回W杯までの指揮を前提としない異例の契約で、来年3月以降は新監督を据える方針。28年ロサンゼルス五輪を目指す、U―21日本代表監督の大岩剛氏(54)が有力候補に挙がる。

 さらに日本協会は、森保監督が退任後に技術委員長やナショナルチームダイレクターなど、代表チームを支える要職を用意することも検討。W杯2大会連続で日本を率いた初の監督として、8年半の任期で培ったノウハウを還元してもらいたい考えで、将来的な会長候補として推す声も強い。一方で森保監督が欧州クラブでの指揮に意欲を示す可能性もあり、本人の意思を最大限尊重する方針という。

 日本協会は森保監督との契約延長が決まり次第、コーチ陣にも延長オファーを出す方針で、現体制で4大会ぶり5度目の優勝を目指すアジア杯に臨む可能性が高い。日本代表は既にコーチングスタッフによるW杯を振り返るミーティングを実施。4時間近くに及ぶ会議で、成果と課題を洗い出した。

 アジア杯で決勝まで進めば、最多で13試合。9月には現役時代にプレーした仙台、広島で親善試合も組まれており、残り半年が長期政権を締めくくる“花道”となる。

 ≪強化部会、技術委が形骸化≫日本協会は8日にリモート形式で技術委員会を開催したが、関係者によると、山本昌邦技術委員長から次期代表監督に関する踏み込んだ話はなかったという。各委員がW杯の日本代表の戦いぶりに対する意見を求められたが、深い検証はなし。1日の強化部会も同様の内容だった。日本代表監督の選定手順は「強化部会、技術委員会で代表監督としての要件を検討する」とされているが、強化部会、技術委員会が形骸化。ある技術委員は「技術委員会には何の話も下りてきていないのに、責任だけ押しつけている」と不快感を示していた。