【速報】最後の「ドクターイエロー」来年1月完全引退へ 「500系」も来年1月13日定期運行終了し7月引退へ JR西日本が発表
「新幹線のお医者さん」とも呼ばれる東海道・山陽新幹線の検査専用車両「ドクターイエロー」の最後の1編成が2027年1月をもって引退することが明らかになりました。またデビュー当時世界最速に並ぶ最高速度300km/h営業で走行し、シャープな先頭の形状などが人気を集めてきた「500系」についても、2027年7月に山陽新幹線から完全に引退することが発表されました。
■「ドクターイエロー」T5編成

黄色い車体が特徴の「ドクターイエロー」は、東海道・山陽新幹線を最高速度270Km/hで走行しながら、線路や、架線、信号などに異常がないか確認していて、「新幹線のお医者さん」とも呼ばれてきました。イベント時を除き一般の乗客は乗車できないことや、10日で1回程度の運行でダイヤも公表されていないことから「見ると幸せが訪れる新幹線」と親しまれてきました。JR東海・JR西日本が各1本所有し、東京〜博多間で検測を続けてきましたが、JR東海のT4編成は2025年1月に引退し、残るJR西日本のT5編成も2027年度以降をめどに検測を終了することが示されていました。そして22日、JR西日本は2027年1月に最終運行とすることを明らかにしました。
「ドクターイエロー」が果たしてきた役割は、今後、営業車両の「N700S系」に専用の計測機器を搭載したJR東海の「ドクターS」(16両編成4本)に引き継がれ、2027年1月以降、営業運転しながら検査を行うことになります。
■「500系」新幹線

一方、山陽新幹線で「こだま」として活躍する「500系」についても2027年1月13日に定期列車から引退し、7月に全編成が完全引退となることが発表されました。
「500系」は、JR西日本が航空機との競争を意識して開発した新幹線車両で、1997年3月、新大阪〜博多間で当時世界最速に並ぶ営業最高速度300km/hで走る「のぞみ」としてデビュー。従来の「のぞみ」より15分短い2時間17分で結びました。空気抵抗を減らすため、先頭車を約15メートルのロングノーズとしたほか、断面が“だ円”型をした独特の車体形状から、高い人気を誇りました。
同年11月からは東海道新幹線にも乗り入れ、東京〜博多間を最速4時間49分で走りました。しかし2010年以降は、東海道新幹線への直通や「のぞみ」での運用は終了し、16両編成から短縮された8両編成で山陽新幹線内の「こだま」として活躍を続けました。「こだま」専用となった後も「エヴァンゲリオン」や「ハローキティ」とコラボしたデザインの車両も登場し、再び注目を集めてきました。
ただデビューから30年近くたち老朽化が進んだことから、徐々に引退が進み、「こだま」用として8編成あった500系は、現在4編成にまで数を減らしています。
JR西日本は、ドクターイエローや500系の完全引退に向けたイベントを計画しているということです。◇

JR西日本は、ドクターイエローや500系の完全引退に向け、オリジナルロゴをつけた車両も登場するなどお別れイベントを計画しているということです。
