兵庫県知事選から一夜明けた18日、再選を果たした斎藤元彦氏は、朝の街頭活動などを見送った。

 同日午後、記者団の取材に応じる予定。不信任からの失職、出直し選で知事復活という異例の展開となったが、県庁内からは「粛々と仕事を進めるのみ」との声が聞かれた。

 ある県職員は「誰がトップになってもお仕えするだけだ」と冷静に受け止めた。一方、議会担当の別の職員は「来年度予算編成は通常と比べてスケジュールに1カ月以上遅れが出ている。先行きは不透明だ」と不安を漏らした。

 県議会では同日午前、委員会が開かれ、出席した県議らは硬い表情で審議に臨んだ。斎藤氏の再選を受け、一部会派では県議らの間で今後の対応が話し合われる見通しだ。