橋下徹氏 斎藤元彦氏の再選、あらためて告発者への対応に言及し「権力者として問題が多いと思います」
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた。
橋下氏は「(斎藤氏が)最初に怪文書を受け取った時に2つの方向性があって、権力者としては、それを公益通報にまず回すということと、自分でさがしにいってしまう。僕はこれはあり得ないと思うし、それから県民局長の告発者のパソコンの中からいろんなものが出てきた。これもある程度、言わないといけなかったと思います」と指摘。
そして、「これが処分対象なのかどうなのか。仮に処分対象だったとしても、これは僕の時の裁判例でもそうなんですが、告発で県政がただされたのであれば、告発者にある程度の非違行為があったとしても免責されるという裁判例もあるんで、僕は、斎藤さんが1番誤ったのは、ちゃんと公益通報の結果が出た後に処分すればいいんですが、出る前に処分を、しかも退職あと4日後の職員を退職を取り消して処分したというのは、僕はこれはねえ、権力者として問題が多いと思います」とあらためて自身の考えを述べた。