マンUでのキャリアが危ぶまれるアントニー photo/Getty Images

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エリック・テン・ハーグ監督を解任し、新たにルベン・アモリム新監督を招聘したマンチェスター・ユナイテッド。シーズン序盤で大きな決断を下したユナイテッドがこれからどのようなチームに代わっていくのか大きな注目を集めている。

代表ウィーク明けのプレミアリーグ第12節のイプスウィッチ戦がアモリム新監督の初陣となるが、そんななか、英『Manchester Evening News』は新生ユナイテッドでの将来を心配している選手としてアントニーについて触れている。

2022年夏にアヤックスからユナイテッドへと移籍してきたアントニー。加入1年目は公式戦43試合に出場し、8ゴール3アシストを記録したが、昨シーズンは公式戦38試合で3ゴール2アシストのみ。そして3年目となる今シーズンはここまで公式戦5試合で1ゴールを記録しているが、プレイ時間は155分のみでリーグ戦での出場は27分しかない。

シーズンを追うごとにアントニーへの視線は厳しくなっており、最近では移籍の噂も度々浮上している。そんなアントニーについて同メディアはアモリム新体制の中で起こる変化はチャンスになると言及しているが、それを活かせなければユナイテッドでのキャリアは遅かれ早かれ終わってしまうだろうと推測している。

アモリムはスポルティングで[3-4-3]を採用しており、ユナイテッドにそれを持ち込む可能性が高いと考えられている。そんななか、同選手が狙えるポジションとなるのがWBだろう。もちろん、アレハンドロ・ガルナチョやマーカス・ラッシュフォードといった現レギュラー選手たちとのポジション争いを制する必要はあるが、指揮官交代による戦術変更で新たに輝く選手が出てくることはよくある。

指揮官が代わり、フォーメーションが変わることが予想されるこの状況はアントニーにとって最後のチャンスかもしれない。8500万ポンドでやってきたレフティーはここまでインパクトを残すのに苦労しているが、ここから息を吹き返すことはあるのか。