ジェーク・ポール(右)と対戦するマイク・タイソン=15日、米テキサス州アーリントン(AFP時事)

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 【ニューヨーク時事】ボクシングの元世界ヘビー級統一王者で、58歳のマイク・タイソン(米国)が15日、米テキサス州アーリントンで27歳のジェーク・ポール(同)との8回戦に臨み、判定負けした。

 タイソンは2020年にエキシビションマッチを行っているが、プロボクシングの試合とされるリングに上がったのは05年以来で19年ぶりだった。

 年齢差などを理由に開催前から批判もあった一戦。1ラウンド2分で実施され、タイソンは序盤こそ前に出てパンチを繰り出したものの、次第に動きが鈍った。敗戦後にもう一度戦いたいか聞かれると「分からない。状況による」と答えた。

 CBSスポーツ(電子版)は「タイソンはリングで年齢を感じさせ、わずか2ラウンドで明らかに疲れていた。最終的にはスパーリングかエキシビションのようだった」と伝えた。USAトゥデー(電子版)によると、タイソンの報酬は公表されていないが2000万ドル(約31億円)程度とみられている。