背面にアップルのロゴがない「iPhoneのプロトタイプ」とされる物が、YouTubeチャンネルのAppleDemoYTにより公開されています。

↑見つかったiPhoneのプロトタイプ(画像提供/AppleDemoYT/YouTube)

 

電子機器をリサイクルする施設から調達された今回のデバイス。背面にはAppleのロゴの代わりに、三日月が二つあわさったようなオシャレなロゴが配置されています。このロゴはラテン語で「Vesica Piscis」と呼ばれるそう。

 

このプロトタイプのiPhoneは主に「iPhone 13 Pro」と「iPhone 14 Pro」の部品で作られていますが、音量ボタンと電源ボタンは押してもカチッという音がしません。また、音量ボタンはアップとダウンが一つのボタンに統合されており、SIMトレーはねじで固定されています。

 

プロトタイプのiPhoneの電源を入れると、「iPhoneにマイクロコントローラーの初期化が完了した」とのメッセージが表示され、Macに接続すると「Bender」というラベルが表示されます。なお、カメラなどの内部コンポーネントの一部は機能しないそう。

 

AppleDemoYTによれば、これは特定のiPhoneのプロトタイプではなく、実験的な機能のテストデバイスであり、ボタンが上下しない触覚フィードバック技術をテストするために設計された可能性があるそうです。

 

「iPhone 15」や「iPhone 16」では触覚フィードバックボタンの搭載が噂されていましたが、実現しませんでした。将来のiPhoneでは、さらに先進的なボタンが搭載されることを期待したいものです。

 

Source: AppleDemoYT/YouTube via MacRumors