松本人志(C)日刊ゲンダイ

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《事実無根なので闘いまーす。》

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 今年1月8日、「週刊文春」に過去の飲み会での性的強要を報じられたダウンタウン松本人志(61)が、自身のXでこう投稿したことで始まった“松本人志VS文春”の裁判。松本側は発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求める訴訟を起こしていたが、8日、提訴を取り下げたのだった。

 8月に延期になっていた弁論準備手続きが14日に行われる予定だったが、思わぬ形で裁判が収束することに。一体何があったのか。

「文春側が合意したとされる松本の提訴取り下げについて、松本側は“松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました”とコメント。これは、週刊文春元編集長で“文春砲”の生みの親である新谷学氏がネットの番組で、女性側の証言について“客観的なそれを裏付ける証拠はない”とコメントしたことを松本側は拠り所としていたようです。これ以上、裁判をやっても不毛だと判断したんでしょう」(芸能ライター)

 それまでは、どちちも譲らない全面対決の様相だったが……。
 
「松本の提訴取り下げで終結した裁判について、松本の“事実上の敗け”とする声や、金銭授受なしでの取り下げ同意はイコール告発女性の同意でもあることから、松本の“勝ち”を主張する声のほか、“双方痛み分け”とする声もあがっています。しかし、文春側が次の裁判に向けて『20個ほど提出した』と話していた証拠の中身について、松本側が危惧していたのではないかといった話も聞こえてきます」(前出・芸能ライター)

 8月14日に予定されていた第2回弁論準備手続きの際、文春側の弁護士が提出した書面の中に、争点になっている飲み会にある大物タレントがいたと記載があったと報じられている。

■黒塗り“大物タレント”は誰だったのか
 
「文春側の証拠書面を閲覧した元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士が、『ENCOUNT』で文春側の新証拠にあった新しい人物の存在を明らかにしています。性加害を訴えた2人の女性のうちの1人がスピードワゴンの小沢一敬の誘いでホテルの部屋を訪ねたとき、松本、小沢を含む男性4人がすでにいて、そのうちの1人が“大物タレント(●●●●)”と、名前が黒塗りで記載されていたといいます」(女性週刊誌記者)

 芸能界での序列は、松本と同格とされるこの大物タレントは一体誰なのか、さまざまな人物の名前が取り沙汰された。

「なかでも有力とされたのが松本さんと公私ともに関係が深く、共演歴もある大物タレントです。しかし、件の飲み会にその大物が参加していたのは定かではありません。松本さんが今回こうした決断をしたのは、これ以上、後輩を含む周囲の近しい人物を裁判に巻き込むことを避けるためでもあったのではないでしょうか」(お笑い関係者)

 松本が提訴を取り下げたことでささやかれるのが、早期のテレビ復帰だ。これについて、所属の吉本興業関係者はこう話す。
 
「活動休止中も自ら企画、プロデュースした配信番組から収入があるので、生活には困っていない。どういう形でかは今話せませんが、来年早々に復帰することになると思います」
 
《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》

 松本側はこうもコメントしているが、果たして、松本の復帰は世間にすんなり受け入れられるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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