山梨県警察本部

写真拡大

 山梨県警南部署の駐在所に勤務する60歳代の男性警部補が今月中旬、酒気帯び状態でパトカーを運転したとして、県警が道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで捜査していることがわかった。

 今後、書類送検する方針。

 捜査関係者などによると、13日昼頃、警部補は駐車トラブルに関する連絡を受け、南部町万沢の現場にパトカーで向かったが、その場を通った男性が酒の臭いに気づき、南部署に通報した。

 通報した男性が所持していたアルコールの検査機器を使って検査したところ警部補からアルコール分が検出されたが、警部補は一人でパトカーを運転して、駐在所へ戻った。その後、駐在所で再度呼気検査を行った結果、基準値を大きく上回るアルコール分が検出されたという。

 通報した静岡県富士市の運送会社社長(44)は取材に対し、「警察官として、あるまじき行為ではないか」と憤った。

 県警は「広報していない事案については事実の有無も含め、回答は差し控えさせていただく」としている。