意気込みをみせる村上

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 阪神・村上頌樹投手(26)が16日、藤川監督の就任を喜び、野球観を学ぶことを意気込んだ。

 「球児さんとは(現役が)かぶってないのであんまり話したことはないんですけど。すごい方ですし、小さい頃に憧れの方だったので、その方の下で野球できるのは光栄。自分の力を発揮できるようにやっていきたい」

 藤川監督は虎党だった頌樹少年にとっての“ヒーロー”だった。「あの真っすぐは本当にすごいなあと」。最終回、マウンドに立つ姿をテレビ越しに目に焼き付けた。「ピッチャーをしたいと思ったきっかけの人」と人生に大きな影響を与えた存在でもあった。

 そんな憧れの人の下で、たくさんのことを吸収したい。「野球に関してはめちゃめちゃ詳しいと思う。解説を聞いていたら、その通りに結果がなっていたので。そういう野球観を学べたら」。自身は悔いが残るシーズンだった。終盤は中継ぎ起用されるも力を発揮できず。13日、DeNAとのCSファーストS・第2戦でも1回0/3を3失点し、岡田前監督からも「村上なんかそんなん終わってしまうで、あれ」と厳しく評価された。

 「岡田監督の下で規定投球回2年連続で回らせてもらって、本当に光栄。でも最後の最後に力になれてなかったので申し訳ない」。恩返しできなかったことが悔しかった。だからこそ、最後の“ゲキ”に応えたい。「このままじゃダメだと自分も思うので、また来年いい姿を見せられるようにやっていきたい」。新監督の下で今季の悔しさを晴らす活躍を見せる。