スペインで好調の久保(左)は終盤に登場。日本が分厚い選手層をみせつけて快勝を収めた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

写真拡大

 圧倒的な強さをみせつけて、見事に開幕3連勝を飾った。

 現地10月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選が開催され、日本代表は敵地ジェッダでサウジアラビアと対戦した。14分に流れるような連携プレーから鎌田大地が先制点をゲット。その後は押し込まれる時間帯もあったが、身を挺したブロックを連発するなど鉄壁のディフェンスを披露する。後半に入っても主導権を譲ることなく盤石の試合運びをみせ、81分には右CKから小川航基が頭で追加点を奪った。そのまま2−0で試合を終えた森保ジャパン。過去3戦全敗の“鬼門”の地でついに初白星を掴み、勝点を9に伸ばした。
【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。2選手に7点の高評価。MOMは攻守に躍動したMF
 
 同じグループCを戦う中国のメディアも日本のパフォーマンスに熱視線を送った。中国全国紙『網易新聞』は「日本はもはやアジアを超越した存在だ」と評し、「最終予選で3連勝を飾った唯一のチームであり、3試合を終えて10点以上を取っているのも日本だけだ。14得点で失点ゼロ。サウジアラビア戦では枠内シュート3本で2点を決めている。日本は突出してしまった!」と舌を巻いた。

 開幕3連勝の日本はグループCで単独首位をキープ。10月15日の第4戦では2位に浮上してきたオーストラリアと埼玉スタジアムで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部