3回、二塁打を放つイヒネ(撮影・西田忠信)

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 ◆交流戦 ソフトバンク3軍9―0韓国・NCダイノス(8日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクのイヒネ・イツア内野手(20)が3安打3打点の活躍を見せた。「7番遊撃」でフル出場。3回にチーム初安打となる右翼への二塁打を放ち、7回は中前打で出塁して二盗も成功。8回1死満塁では左越えに走者一掃の二塁打を放って「積極的にいけてよかった」と笑顔を見せた。

 愛知・誉高からドラフト1位で2023年に入団。2年目の今季はウエスタン・リーグで82試合に出場して経験を積んだが、打撃は打率1割7分7厘、2本塁打、19打点と振るわなかった。

 そこで9月を「打撃強化月間」と位置付け、4軍で徹底的に打ち込んできた。森笠繁4軍打撃コーチは「2軍では(投手に)対応しようと小さくなっていたが、振る力と飛ばす力はもともと持っていた。積極的に振っていくことに力を注いだ」と語る。

 自分の打撃と向き合った9月について、イヒネは「実力を上げるために必死に頑張った。根本的な打撃の力が上がっていると感じている」と振り返った。3安打3打点の活躍については「(9月に)1カ月やってきたことを出していこうと思った」と強調。今回の手応えも糧にして、さらなるレベルアップを目指す。(浜口妙華)