テルアビブ近郊ヤッファの事件現場(1日)=AP

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 【エルサレム=西田道成】イスラエル主要紙ハアレツによると、イスラエル中部の商都テルアビブ近郊ヤッファで1日、ライフル銃や刃物で武装したパレスチナ人の男2人が路面電車の停留所周辺で通行人を襲撃し、少なくとも7人が死亡、16人が負傷した。

 男2人は治安当局者や通行人によって撃たれ、少なくとも1人が死亡した。

 男2人はいずれもパレスチナ自治区ヨルダン川西岸南部ヘブロン在住の20歳代で、イスラエルの滞在許可証を所持していなかった。犯行声明は確認されていない。

 警察関係者によると、現場周辺の防犯カメラには、男2人が近くのモスク(イスラム教礼拝所)を出た後、通行人2人を殺害する様子が映っていた。その後、少なくとも1人の男が路面電車に乗り込み、乗客4人を殺害したという。

 襲撃を受け、イスラエル軍はヘブロンを封鎖した。事件はイランによるミサイル攻撃の前に発生した。