《新しい千円札の顔が5000円感つよくて間違えそうになる》

 9月28日、Xにそう投稿したのは、歌手でタレントの中川翔子。自身の財布に入った新千円札の肖像を引き立たせた写真とともに、つぶやいたポストに大きな反響が集まっている。

「かつて5千円札には新渡戸稲造が肖像として用いられていました。一方、7月3日から発行された新しい千円札は北里柴三郎です。

 紙幣の変更は20年ぶりだけに、以前の紙幣に慣れすぎて、今の紙幣になかなか慣れない人も多いのではないでしょうか」(経済担当記者)

 前述の中川のポストは現時点で723万回を超えるインプレッションを記録。コメント欄には「わかる!」という意見が殺到、

《分かる…感覚的に何度も間違ってしまう》

《もっと青要素多めでお願いしたかったですね。色合いとキャラが1000円の感じじゃない》

 など、共感の声が多数寄せられた。なかでも、

《旧5000円の新渡戸稲造に似ている》

《この間5千円札あるし!と思って出掛けたら千円札だったー 新渡戸稲造さんしばらーく見てないのに間違えるもんなんだね》

 と、旧5千円札の肖像だった新渡戸稲造と、北里柴三郎が似ているために間違えてしまうという意見が多かった。また、

《30代でも五千円感を感じている人がほとんど 全く感じてない人は若者認定》

 といった声もあった。

「たしかに、新渡戸稲造も北里柴三郎も、いわゆる昔風の丸眼鏡をかけ、短髪の七三分けですから、似ているといえば似ているかもしれません。

 北里柴三郎は蝶ネクタイですし、髪の分け目も左右が逆など、違う点はいくらでもありますが、かつての5千円札に慣れた人はつい間違えてしまうことも多いでしょう。

 そもそも、キャッシュレス化が進んだことで、人によっては現金に触れる機会も減ってきました。今回の新紙幣に慣れるにはまだまだ時間がかかるかもしれませんね」(同)

 新渡戸稲造でも北里柴三郎でもいいから、見飽きるほどそばにいてほしい。