Lil かんさいの大西風雅が舞台初主演、音楽劇『姉さんは、暖炉の上の、壺の中―My Sister Lives on the Mantelpiece』上演決定

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Lil かんさいの大西風雅が舞台初主演になる、OFFICE SHIKA×海外児童文学シリーズ vol.1
音楽劇『姉さんは、暖炉の上の、壺の中-My Sister Lives on the Mantelpiece』が11月21日(木)~12月1日(日)に東京・CBGKシブゲキ!!にて上演されることが発表された。

大西風雅(Lil かんさい)

『姉さんは、暖炉の上の、壺の中―My Sister Lives on the Mantelpiece』は、英国文学賞のブランフォード・ボウズ賞・ベティ・トラスク賞 を受賞し、2017年全国学校図書館協議会・選定図書にも選ばれた、アナベル・ピッチャーの名作児童文学『さよなら、スパイダーマン』の初舞台化。

文化庁新進芸術家海外研修制度でカナダ留学を経た劇団鹿殺しの菜月チョビが、同作品の世界初舞台化を企画、演出。さらに劇団鹿殺しの代表、丸尾丸一郎が脚本を担当。同時多発テロ後のイギリスを舞台に瑞々しい音楽劇を作り上げる。

本作は「OFFICE SHIKA×海外児童文学シリーズ vol.1」とタイトルにあるように、劇団鹿殺しの創作活動とならぶオフィス鹿のライフワークの第1弾となる。

今回の発表にあわせて企画・演出を手掛ける菜月チョビからのコメントも届いている。

菜月チョビ

<企画・演出:菜月チョビ コメント>
小学生の頃から大人になってもなお図書館が大好きで、絵本はもちろん、中学年から中学生向けの児童文学に魅せられ、子供たちへの救いのメッセージや、大人の心に住み着く淋しい子供の部分を笑顔にしてくれるような作品の数々に救われてきました。
楽しくて、子供も大人もわくわくするような、だけど「子供向け」じゃない舞台作品で、私がもらってきたたくさんの「悲しいところから逃げ出すヒント」みたいなものを、劇場空間でしか得られない高揚の中でぽいっとプレゼントできたら。
そんな企画をオフィス鹿のもう一つのライフワークとしていきたいとずっと夢見てきました。
劇団鹿殺しの作品と同じく「客席のどこかにいる小さい私がずっと欲しかった物語」、児童文学シリーズ編。というところでしょうか。
この想いに、多くのキャスト、スタッフの皆さんが共感し、参加してくれることになりました。
原作や音楽劇になった丸尾脚本を読んだスタッフさんたちが興奮を伝えてくれたり、お子さんが近くにいる方達が使命感のようなものを感じて熱く語ってくれたり、オフィス鹿の新たな一歩を感じています。
見てくださる方の中の、「小さい自分」にも必要な作品となれば嬉しく思います。
原作がとっても可愛らしくて瑞々しくて最高におもしろいので、ここに「劇場空間で広がる無限の世界」っていうのを乗っけて、見てくださる方それぞれの特別な体験となるように、キャスト・スタッフ・みんなの力を合わせて挑戦します。
いつかロングラン公演や大劇場での公演など、なるべく数多くの、世界中の子供たちに届けられるものを作っていきたいなっていう 壮大な夢に向けての第一歩、ぜひぜひ青田買いっていうか、この企画の誕生を目撃しに劇場にきてくださると嬉しいです。
また親子チケットもご用意しています。劇場デビューにもぜひ楽しんでいただけたら!

爆弾テロで姉のローズを失い、バランスの壊れた家族の中で葛藤する少年、ジェイミーを演じるのは、関西ジュニアの注目グループ、Lil かんさいの大西風雅。今作で舞台初主演を務める。 

ロザリーナ

そしてローズと双子で、ジェイミーを支える姉・ジャスミンを演じるのは、今作が初舞台となるシンガーソングライターのロザリーナ。1st Album収録曲『何になりたくて、』が10代の学生を中心にSNSで広がり、YouTubeでの再生回数は700万回を突破するなど、注目のシンガーソングライターが舞台に初挑戦する。
 

千葉哲也

そんなジェイミー、ジャスミンの父を演じるのは千葉哲也。近年は演出家としても活動する同氏が、OFFICE SHIKA 作品に初参戦する。
 

江上敬子(ニッチェ)

島田惇平

椙山さと美

瀧野由美子

前川ゆう

橘輝

藤綾近

松本むち

その他、お笑いコンビ「ニッチェ」として活動する江上敬子、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』での怪演が話題となった島田惇平、新国立劇場 開場25周年記念『レオポルトシュタット』など様々な作品で活躍する椙山さと美、さらに瀧野由美子、前川ゆう、橘輝、藤綾近、松本むちなど世代・ジャンルもバラエティに富んだキャストが集結。

丸尾丸一郎

クリエイター陣にも強力ななメンバーが集結しており、脚本を担当する丸尾丸一郎は、昨年春に演出をつとめた舞台『桜姫東文章』(原作 鶴屋南北 / 脚本 加納幸和(花組芝居)/ 主演 三浦涼介)が話題を呼び、さらに脚本をつとめた映画『Gメン』(監督 瑠東東一郎 / 主演 岸優太)が第36回日刊スポーツ映画大賞「ファンが選ぶ最高作品賞」を受賞。また、NHKラジオドラマ『劇ラヂ 無くならへん』(主演 中間淳太)以降、6年連続で同企画の脚本演出をつとめるなど、活動の幅をさらに広げている。

音楽を手掛けるのは、舞台『刀剣乱舞』をはじめ舞台やミュージカル、映像などの様々な分野で活躍する伊真吾。さらに原作中にも描かれた、喪失感の中にある家族が歌い継ぐテーマ曲「飛び立つ勇気」は、映画『誰も知らない』(監督 是枝裕和/主演 柳楽優弥)の主題歌「宝石」を手掛けたシンガーソングライター タテタカコが務める。

大植真太郎

振付には、バレエ界で若手の登竜門といわれるローザンヌ国際バレエコンクールでキャッシュプライス受賞し、 ドイツ(ハンブルグバレエ団)、オランダ(NDT)、スウェーデン(クルベリーバレエ)等、数々のバレエ団でダンサーとして活躍し、世界30カ国以上のステージに立つ大植真太郎が初参加。劇団鹿殺し作品他、舞台『ぼっち・ざ・ろっく』の振付を手掛ける浅野康之も加わり、唯一無二のステージングに挑む。

構想5年、菜月チョビが長年愛した名作児童文学作品をセレクト、子供から大人まで、劇場でしか味わえない体験を届ける新シリーズ、音楽劇『姉さんは、暖炉の上の、壺の中―My Sister Lives on the Mantelpiece』。チケットオフィシャルHP先行もスタート。