スポニチ

写真拡大

 チャンネル登録者数160万人の人気カップルユーチューバー「なこなこチャンネル」が22日に投稿した動画が物議を醸している。

 「本気の遠距離がスタートしました…」という題の動画で、彼女のなごみが、ミラノとパリで行われるファッションイベントに参加するため、約3週間、同棲している家を離れることになったと報告。たくさんの衣装をパッキングする様子や、空港で彼氏のこーくんが見送る姿を公開した。

 空港で、こーくんがなごみのパスポートを取り出すと「ちょっと見て。ここに手紙書いててん」と、「査証」ページにメッセージを書いていたことを明かした。なごみは「さすがに泣ける」と涙。「こーくんがパスポートをめっちゃ欲しがってたからさ」「何かなと思ったらさ…」と目頭を押さえ、2人は最後にハグを交わした。

 一方で、パスポートにメッセージを書き込む行為について、ネット上では波紋が広がった。「普通にアウトじゃないの」「そこに書くぅ!?」「大丈夫なのこれ?」など批判が寄せられ、動画には1000件以上のコメントが殺到。

 外務省の公式サイトによると「パスポートの中で、所持人が記載することのできるページは所持人記入欄(裏表紙の内側)だけです。3ページ以降数字が印刷されているページには『渡航先』、『追記』又は『査証』と書かれていますが、これらのページは旅券事務所や各国が使用するもの」とされており「パスポートに落書きをしてしまったために、外国での入国が拒否された例もあります。旅券発給当局が必要な記載をしたり各国が出入国証印や査証(ビザ)の貼付に使用するページをメモ用紙のように用いて書込みをしますと、ビザ申請時にトラブルになったり、外国での入国が拒否されるのみならず、日本からの出国もできなくなる場合もありますので、これらのページには何も書かないでください」と呼びかけられている。