続いては、芸人も大集合して、バンドの生演奏とともに、ボブマーリーの名曲をアレンジしたレゲエ風…など趣向を凝らした河内音頭を楽しむ。メインステージでは、ギャロップ・林を櫓にみたててぐるぐる回ったり、石井がキレキレの盆踊りを披露したり、ジェラードン・かみちぃがエアギターを披露したりとボケ放題、やりたい放題。

そして、菊水丸師匠のコーラスを従えた盛山の生歌による「もりちゃん音頭」でフィナーレへ。みんなで残り少ない夏を惜しむかのように踊り、大団円となった。「“もりちゃん音頭”楽しいですね。サビが好きです」と師匠にお墨付きをもらった盛山は、感無量の表情。「みなさんのおかげでこの熱狂がうまれました!」と感謝を叫び、歴史に残る日本最遅の盆踊りイベントは幕を下ろした。

終演後、見取り図が囲み会見に応じ、「やってみてわかりました!盆踊りとお笑いの相性は100%!」と、興奮さめやらぬリリー。最後の盆踊り50分で7000kcal消費したという盛山も、汗だくでやりきった表情だ。

人前で初披露となった「もりちゃん音頭」については、「急遽、菊水丸師匠がコーラスをしてくださることになって、めちゃくちゃ緊張しました。絶対に音程やリズムを狂わしたらあかんと思って。こんな豪華なコーラスないですよ!」と心境を明かした盛山。師匠作の「見取り図物語」を聴いて、「自分の人生が盆踊りになると思わなかった」とリリーも感慨深げだ。

浴衣を着て参加してくれたお客さんに対し、リリーは「良いお客さんたちに愛してもらっている」と噛みしめ、「僕たちが楽しんでいることを一緒に楽しんでくれるのがすごくうれしい。感動しましたね」と笑顔。盛山も「この時期に浴衣を着るのは、億劫だったと思うんですけど。振付を覚えて、浴衣で一緒に踊ってくれてうれしかったです」とお客さんへの感謝を語った。

今年の大成功を受け、「夏の恒例行事にしたいです。できれば本当のお盆にやりたいです!」と意気込む盛山。「来年は、ぜひ記者のみなさんも浴衣で来てください!」と自信たっぷりに報道陣にすすめる一幕もあり、手ごたえを感じた様子だった。