試合後に会見する大谷翔平(撮影・小林信行)

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 「マーリンズ4−20ドジャース」(19日、マイアミ)

 ドジャース・大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、「51本塁打−51盗塁」を達成した。3打席連続本塁打、2二塁打を含む6打数6安打、10打点、4得点、2盗塁と爆発した。メジャー史上初の「50−50」を達成するどころか、さらに1ずつ積み上げ「51−51」とした。

 チームは今季最多20得点で大勝し、12年連続でプレーオフ進出が決定した。試合後のロッカールームでは、ナインがシャンパンが注がれたグラスを手に取った。乾杯の音頭を取ったロバーツ監督は冒頭で「ショーヘイがとんでもない活躍をしたこの試合だ。みんなグラスを持って。誰も成し遂げてないことをやった。そのプレーに敬意を表したい」と大谷が達成した「51−51」の偉業に触れ、ナインもグラスを掲げて祝福した。

 その後、「きょうポストシーズン進出が決まった。こんな形で決まって最高だ。これから我々は任務を果たす。そのためのポストシーズンで、ここが第一歩だ。われわれはまだ平地にしかいない。ここから高みへ登っていく。互いに信じて戦い続けるんだ。みんなおめでとう」と監督が話したところで、大谷ら一部選手がフライング気味にグラスに口をつけてしまい、皆で苦笑い。監督の話はまだ終わっておらず「何か言いたいことがある人」と呼びかけ、だれも名乗り出なかったため「みんなよく仕事をした。本当におめでとう」とあらためて話して乾杯した。