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 ◇ナ・リーグ ドジャース8−4マーリンズ(2024年9月18日 マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数1安打1盗塁で今季49盗塁目をマークし、史上初の50本塁打、50盗塁に足でまず王手をかけた。

 初回の第1打席は相手先発左腕・ウェザーズの95・7マイル(約154キロ)の内角直球を左前に運び、2戦連続安打をマーク。さらに、次打者・ベッツの初球ですかさずスタートを切り、6試合ぶりとなる二盗に成功した。これで「48−49」とし、デーブ・ロバーツ監督が持つキャリアハイのシーズン49盗塁の記録に並んだ。

 3回の第2打席は遊飛、4回の第3打席は見逃し三振だった。7回の第4打席は鋭い打球を放ったが、右直だった。

 8回2死一、二塁で迎えた第5打席も空振り三振。相手4番手・バウマンに3球で打ち取られ、追加点は奪えなかった。これで直近5試合で計10三振となった。

 チームは2回にスミスの19号ソロで先制すると、4回にはエドマンが6号2ラン、K・ヘルナンデスが10号3ランを放ち一挙5点を奪ってリードを広げた。6−3と迫られた直後の8回もテーラーの2点打ですぐさま突き放した。

 投げては先発・ナックも5回無安打2失点と好投。先発陣はグラスノーやカーショーら故障者が相次いでいるだけに今季メジャーデビューしたばかりの新人右腕の好投はポストシーズンに向けて好材料となった。

 救援陣は7回に3番手・ローグがつかまり3点を失ったがリードを死守。マーリンズに勝利、今季90勝目を挙げた。

 この日の試合でドジャースが勝利し、ブレーブス、メッツが敗れればド軍の12年連続プレーオフ進出が決まったが、ブレーブスがレッズに勝利したため、19日(同20日)以降に持ち越しとなった。