中・東欧の広範囲で豪雨、洪水で少なくとも17人死亡

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Jason Hovet Jan Lopatka Pawel Florkiewicz Anna Wlodarczak-Semczuk Luiza Ilie

[ジェセニック/リトベル 16日 ロイター] - 中・東欧の広い地域で豪雨があり、洪水により死者が出ている。ポーランドチェコの国境地域は橋が崩壊し、住民が避難を余儀なくされた。

ルーマニアからポーランドにかけて発生した洪水でここ数日間少なくとも17人が死亡した。ポーランドの人口4万人以上の町ニサでは近くの堤防が損壊したことを受け、当局が住民に直ちに避難するよう呼びかけた。

チェコ北東部の都市オストラバでは16日午後、オドラ川とオパヴァ川の合流地点のえんていが決壊し、市内の工業地帯が浸水した。住宅地から数百人が避難している。リトヴェルでは16日70%が1メートル浸水した。

ポーランド政府は被災地が自然災害状態にあると発表し、被災者支援のために10億ズウォティ(2億6000万ドル)の支援を準備していると発表した。

一部の地域では浸水被害は収まりつつあるが、人口約60万人のポーランドの都市ヴロツワフなどでは、今後さらなる洪水が予想されており、警戒を強化している。