ルイ・ヴィトンが茨城県から消える 1年前は郡山と浜松から撤退、「全国展開」の今後
高級ブランドのルイ・ヴィトンが、茨城県水戸市の店舗を2024年12月25日に営業終了とする。水戸京成百貨店にある、県内唯一の直営店だという。
ルイ・ヴィトンは日本各地に幅広く、店舗展開してきた。ただ昨23年も、福島県郡山市と静岡県浜松市の店舗を閉じている。
成田、関空、札幌で新規オープン 大都市圏に出店絞る?
地方店を閉店するルイ・ヴィトンだが、一方で23年、成田空港と関西国際空港、また札幌市に新規店をオープンしている。必ずしも、日本での営業を縮小しているわけではなさそうだ。
公式サイトの「ストア検索」で見ると、首都圏や京阪神に多く出店しているだけでなく、全国の主要都市でも営業しているケースは少なくない。北海道では札幌市に2店あるほか、東北、北陸、東海、中国・四国、九州、沖縄の各地方に点在している。
ただ近年では、先述の郡山市と浜松市の閉店以前に、大分市、熊本市、北海道旭川市といった都市での店舗を閉鎖。逆に東京、大阪、名古屋といった大都市圏では店を増やしている。出店場所を絞っているようにも見える。
グッチ、エルメスは
ルイ・ヴィトンと同じように、全国に幅広く店舗を構える有名ブランドに、グッチがある。東京や大阪の周辺は多いが、それだけでなく北海道から沖縄までの大都市に店がある。千葉県木更津市や静岡県御殿場市、長野県軽井沢町のアウトレットに出店しているのも、特徴だ。
エルメスの場合、ルイ・ヴィトンやグッチより規模は小さいが、首都圏や京阪神のほか、札幌、仙台、名古屋、福岡といった大都市圏で営業している。