ルンバ、究極形態へ進化。人間の仕事を奪う
もう全部、やっといてもらいましょう。
昨今のロボット掃除機、「掃除機」と名が付けど「水拭き」対応はあたりまえ。ロボット掃除機の代名詞たるルンバシリーズも、最新ラインナップはすべて水拭き対応となっています。
…が、弱点もありました。水拭きしたモップは人が洗わないといけなかったのです。
「まぁ、そのくらいの手間はね〜。しょうがないよね〜。ロボットだもんね〜」
と、人間マウントが取れる、ルンバへの唯一の勝ちポイントだったのですが、それがね…。もうマウント取れないんだ。奪われました、ルンバに。
モップを洗う、乾燥までする究極形態ほったらかしルンバ
これ、何してると思います? 洗ってるんですよ、モップを…自ら。
こちら、ルンバ最新フラッグシップモデル「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash」です。これまでどうしても人間がやらなければならなかった「モップを洗う」「乾燥させる」という仕事を、ルンバが自分でやるようになりました。
洗浄方法としては、意外とシンプルです。
クリーンドックの底部には幅広のゴム素材ローラーが備わっていて、水をかけながらモップをゴシゴシ。ルンバは前後に往復することで、モップ全体を洗ってくれるという仕組み。
なお、洗浄後はローラー部も自分でキレイにメンテナンス。最後にはモップに風を送り乾燥させるところまでやってくれるという念の入り用。
次使う時は、しっかり洗って乾いたモップで、クリーンに拭き掃除を始めてくれるってわけですね。完璧か!
ステーションでは、自動でゴミを回収。給水・汚水の回収も
こちらがステーションの中身。
左上が清水タンク、右上が洗浄した汚水を回収する汚水タンク、中央がゴミを回収する紙パックとなります。
一般的な家庭なら最大で1週間くらいはタンク容量が持ち、ゴミは約60日分貯めておけるそうなので、僕らの仕事は1週間に1度「水を入れる」「水を捨てる」だけになります。植物だってもっと真面目に面倒みてあげないと枯れるというのに、ルンバったら…!
頭の良さもさらに進化。汚れている場所を目で見て判断、丁寧に掃除
持ち前の掃除能力もさらにパワフルで賢くなっています。
カメラセンサーからの画像データを元にして、汚れている場所をルンバが検知。自動で汚れを判断して、集中的に掃除をしてくれる「ダートディテクト機能」は、従来の最大8倍まで検知能力が拡大。
たとえば人がよく通る廊下や玄関など汚れが多い場所を検知すると、走行回数を自動的に増やして徹底的に掃除してくれるんだそうな。
また、カメラは物体の回避にも使われます。
目の前にあるコードやケーブル、靴、スリッパ、服、ペットのおもちゃ、犬・猫、さらにはそのうんちまで。一般的な家庭にある80以上のアイテムを認識して、ベストな距離感で回避してくれるとのこと。うんちはかなり大回りすると思います。たぶん。
価格は約20万円、月額6,980円のサブスクプランもあり
この「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash」、公式オンラインストアの価格は19万7800円。サブスクプランでは月額6,980円となっています。
さすがに、さすがに、さすがに…高い。
でも、床掃除を安心して全部コイツに任せられて、掃除後にはレポートもちゃんと届いて、掃除のクオリティもチェックできる! という、床掃除のアウトソーシングだと考えると妥当な金額とも考えられますね。
5年使うと考えると、1日あたり110円くらいですからね。
安価な自動ゴミ回収対応ロボットも登場
便利そうだけど、そこまでの機能は要らないな。人間の仕事が残っていても良いではない?
という方は、エントリーラインの新モデル「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」もアリですよ。
こちらはセンサー類や掃除能力はベーシックなモデルとなり、モップは手洗い、水も掃除毎に人が用意する必要がありますが、ゴミは自動で回収してくれます。
水拭き頻度は高くなくて、吸引掃除だけ楽できればいいかな? な方向けですね。一人暮らしとかこの子で十分快適かも? 価格は5万9200円です。
Source: アイロボットジャパン