エイウォルネイション『The Phantom Five』ジャケット

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 エイウォルネイションが、フルアルバム『The Phantom Five』をリリース。あわせて、収録曲「Barbarian」のMVが公開された。

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 本作は、アーロン・ブルーノがエイウォルネイションで習得した、あらゆる欲望や衝動をアンセム調の現代音楽に置き換えた10曲で構成されている。変貌自在のバンドの軌跡を追ってきたリスナーにとっては、誰もが納得できるほとんど“ベストアルバム”と呼べるものに。「天地がひっくり返ったような奇妙な時代に、如何に幸福を見出すべきか」をテーマに描かれている。

 本作についてブルーノは、「エイウォルネイションとしての最後のアルバムになるかもしれない、と思ってこのアルバムを書きました」と語る。アルバムには、先行リリースされていたシングル「Panoramic View」「Jump Sit Stand March (ft. Emily Armstrong)」「I Am Happy (feat. Del the Funky Homosapien)」も収録され、それぞれMVも公開されている。

 ブルーノはさらに本作について、「そのアイデアに挑戦し、インスピレーションが欲しかったのです。本当に(エイウォルネイションとして)最後のアルバムになるかどうかはわかりませんが、その筋書きを作り上げることで自身を追い込み、僕の全てをこれらの曲に注ぎ込みたかったのです」と語っている。

 新たにMVが公表されたシングル「Barbarian」についても、ブルーノは「この曲を書く前に、フランツ・カフカの『変身』を読みました。このエイウォルネイションのプロジェクトから、The Barbarians Of California(ザ・バーバリアンズ・オブ・カリフォルニア)のような僕の新しいハードコアメタルスラッシュのプロジェクトへと変身するコンセプトが気に入っています。それがこの曲の葛藤であり、虫に変身する男にインスパイアされました」とコメントしている。

(文=リアルサウンド編集部)