必要なときだけお金を下ろしていたら、母から「手数料がもったいない」と言われました。まとめて下ろす方が一般的なのでしょうか?

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ATMを使ってお金を下ろすとき、手数料が気になってしまう人もいるでしょう。銀行やコンビニにあるATMを使えば手軽にお金を下ろせるので便利ですが、手数料がかかる場合もあるので「できるだけまとめてお金を下ろすようにしている」という人もいるかもしれません。 手数料はATMの場所やお金を下ろす時間帯によって異なるため、実際にいくらかかっているのか確認しておいた方がいいでしょう。 本記事では、銀行にあるATMやコンビニにあるATMでお金を下ろす際の手数料について、また、「お金をまとめて下ろした場合に手数料をいくらおさえられるか」ということについてまとめました。若い世代の人たちが手数料を気にするかどうかのアンケート結果も含めてご紹介します。

ATMでお金を下ろす際にかかる手数料

銀行内にあるATMとコンビニにあるATMでお金を下ろす際にかかる手数料の金額を、いくつかの銀行を例に挙げてご紹介します。

【A銀行】

●銀行内ATM 平日8:45~18:00は無料。それ以外の時間帯は110円/土日祝日は終日110円
●コンビニATM 平日8:45~18:00は220円。それ以外の時間帯は330円/土日祝日は終日330円
※上記すべて税込み表記

【B銀行】

●銀行内ATM 全日8:45~21:00は無料。それ以外の時間帯は110円
●コンビニATM 平日8:45~18:00は220円。それ以外の時間帯は330円/土日祝日は終日330円。
※毎月25日と月末日は変則的。上記すべて税込み表記。

上記のように、銀行のATMだと時間帯によって手数料は無料でお金を下ろすことが可能な銀行もあります。コンビニのATMだと早朝や夜間、土日祝日の手数料が高めに設定されている場合もあるようです。
 

必要なときだけお金を下ろす場合とまとめて下ろす場合の手数料の差は?

ATMの手数料を踏まえたうえで、必要なときにお金を下ろす場合とまとめてお金を下ろす場合とでは手数料の金額にどのくらい差が出るのかを考えてみましょう。
例えば、コンビニのATMで220円の手数料がかかる時間帯に、月に2回お金を下ろした場合、1ヶ月にかかる手数料は440円です。一方で、同じ条件で週に2回(月に8回)下ろした場合は、手数料は1760円かかります。
コンビニのATMだと遅い時間や土日祝日は手数料が330円かかることもあるため、月に8回下ろすと最大で2640円もかかってしまう可能性があります。月に2640円の手数料がかかるとしたら、1年で3万円以上の手数料がかかることになるでしょう。
月に2回ほど、まとめてお金を下ろすようにすれば、1回につき330円の手数料がかかっても、1年で7920円で済みます。2万円以上の差がつくことになるため、手数料が高めに設定されている時間帯や曜日にお金を下ろすことが多い人は、できるだけまとめて下ろすようにした方がいいかもしれません。
 

若い世代の人たちはATMの手数料を気にする?

「手数料がかかっても構わないので楽にお金を下ろせる方法を選択したい」という人もいるかもしれません。
株式会社RECCOOが実施した「大学生の手数料への意識」をテーマにしたアンケート調査によると「ATMでお金を下ろす際に手数料を気にするか」という質問に対して、8割以上の人が「気にする」と答えています。
手数料がかからない時間帯にお金を下ろすようにしている大学生も多いようですが、お金と手間のどちらを取るかは人それぞれの考え方によるでしょう。
 

まとめて下ろした方が手数料はかからないが、考え方は人それぞれ

ATMでお金を下ろす際には、手数料がかかる場合があります。手数料の金額は銀行によって異なりますが、銀行内にあるATMとコンビニのATMでも違いがあるため、確認しておくといいでしょう。
時間帯や曜日によってはお金を下ろすたびに手数料がかかるため、まとめてお金を下ろした方が負担は少なくなります。しかし「手数料がかかっても自分にとって都合のいい場所や時間帯にお金を下ろせる方がいい」という人もいるはずなので、自分にはどちらが合っているのか考えてみましょう。
 

出典

株式会社RECCOO 【Z世代のホンネ調査】ATMの手数料、日本の大学生の8割が「気にする」。(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー