障害者5000人が解雇。営利目的の悪徳業者による公費依存が原因で報酬引き下げ。大竹「1番困るのはここで働いていた障害者の方」
8月15日(水)、大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「障害者5000人が解雇や退職 事業所報酬下げで329カ所閉鎖」という記事を取り上げ、大竹がコメントした。
立花「東京新聞の一面に出ております一面と二面で大きく取り上げております障害者5000人がですね、解雇退職という見出しで出ております。これは就労継続支援A型事業所というところが、働く障害者に対して国から支払われる報酬が減っているということで、事業所が閉鎖に追い込まれる形で障害者の働く場所がなくなっているというニュースが大きく出ています」
大竹「障害者5000人解雇退職。報酬減で329事業所が閉鎖と。これ、ちょっとえ!?って驚くんだけど、どういうことで、こうなるわけ?」
立花「この事業所は、国からもらえる報酬。いわゆる助成金と、この事業所がサービスを提供して、障害のある方々が仕事をして得られる報酬を合わせて、働く人たちにお給料としてお渡しする。こういう形の事業所でございます」
大竹「それがなんでこんなに閉鎖するわけ?」
立花「営利目的の悪質な事業者が次々と参入して、要するに障害の方たちが働かなくても、言ってしまえば国からの助成金などで、利益が得られる。ということで、悪質な業者が非常に増えたということが2017年にありました。その後も質の低いA型の事業所がいくつかあるということで、状況が変わらないので、今年の4月から国から事業所に支払う報酬が改定されて、報酬が大幅に減ったことで、最終的に事業所が閉鎖。働く障害者は仕事がなくなるという流れになっているということです」
東京新聞「障害者5000人が解雇や退職 事業所報酬下げで329カ所閉鎖」より
大竹「事業所が国からお金をもらってて、悪徳業者みたいなものもある。そういう悪質な業者は締め出すのが本来の目的で、でも、どっちにしてもここで働いてた5000人の障害を持つ方々は仕事がなくなることには変わりないよね」
立花「そうですね。結果的にしわ寄せが行くのは、ここで働いていた5000人の障害の方たちということですね」
大竹「要するに、1番困ったのはここで働いてた障害者の方で、突然仕事を解雇されるっていう話になるわけだよ。事業所が悪徳で悪かったりするんだったら、何度も何度も改善命令とかいろんなことして、役所なりなんなりがここ間違ってるからこうやってくださいって整理して、どんどんやっていけばいいだけの話で、いいだけといってもそれは大変な作業だけどね。業者に事業所を閉鎖されて逃げられちゃうというのは本末転倒というか。行き場のない人たちはどうするんだ」
立花「真面目にやってた事業所もあったはずなんですけれども、報酬減で結果的に事業所閉鎖になるケースも当然あります」