今治・横山夢樹【写真:Jリーグ公式サイトより】

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横山歩夢の実弟・夢樹がJ3カテゴリーの7月ヤングプレーヤー賞を受賞

 Jリーグは8月13日、7月の月間ヤングプレーヤー賞を各カテゴリーで発表。

 J1ではサガン鳥栖からイングランド3部バーミンガム・シティへと渡った21歳のFW横山歩夢が選出されたなか、J3ではFC今治から横山の実弟も同賞を受賞している。

 J1鳥栖に在籍する兄・歩夢は2003年生まれのパリ五輪世代。今夏の本大会選考からは残念ながら漏れてしまったが、プロ4年目の今季は24試合5ゴールをマーク。J3、J2で研鑽を積み、23年に鳥栖にステップアップ。そこから欧州の目に留まり、今夏のバーミンガム移籍につながっている。

 一方で、歩夢の実弟である2005年生まれ18歳の横山夢樹は23年より特別指定選手としてFC今治でプレー。翌年正式にFC今治へと加入し、今シーズンはJ3リーグ16試合3ゴールの成績を残す。7月に限っては第22節のAC長野パルセイロ戦(2-0)、続く第23節いわてグルージャ盛岡戦(2-1)で連続ゴールを決める活躍を見せていた。

 こうした貢献度が評価され、夢樹は今回J3の月間ヤングプレーヤー賞を受賞。選考委員の元日本代表MF橋本英郎氏も「ゴールだけでなく、ゲームの中で効果的なドリブルでタメを作るなど、主力へと階段を上がってきている」と称賛を送った。

 SNS上でも2人の受賞は話題を呼び「プレーも横山歩夢に似てる」「鳥栖に来てくれ!」「兄の後釜で鳥栖に来ないかな?」「兄弟同時受賞すげぇ!」「夢樹選手もドリブルうまっ」「J1とJ3で兄弟で受賞すごすぎる」と驚きの声が集まっている。

 受賞した横山夢樹のコメント全文は以下のとおり。

「この度はありがとうございます。ヤングプレーヤー賞という素晴らしい賞をいただけてとても嬉しいです。7月は3試合出場したなかで、金沢戦では思うようなプレーができませんでしたが、長野戦、岩手戦では自分の特徴を出しつつ得点も決めることができました。自分のプレーにまだ満足はできないですが、このような結果に結びついたのは本当に嬉しいです。この先のシーズンでもっと勝点を積むために、個人的にはもっと点をとって、特徴を出していけるように、普段からトレーニングを100%で取り組んで中断明けをいい形で迎えたいです。まだまだ試合が続きますので、昇格に向けて応援よろしくお願いします」(FOOTBALL ZONE編集部)