転厩・帰国初戦を迎える快足スプリンター CBC賞で秋のGI戦線に弾みをつける重賞2勝目狙う
待望の復帰戦だ。昨年の阪急杯覇者のアグリ(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)が、CBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)で2つ目のタイトルを狙う。
アグリは父カラヴァッジオ、母オールドタイムワルツ、母の父War Frontの血統。祖母のトゥギャザー(Together)は11年の米G1・クイーンエリザベスII世チャレンジCを制している。20年のセレクトセール1歳では1億500万円(税抜)で取引された。
ここまで16戦5勝。3歳夏から1勝クラス、2勝クラス、3勝クラス、さらには重賞初挑戦となった阪急杯まで4連勝。一気に芝スプリント路線の主役候補に浮上した。その後は7連敗中だが、昨年のセントウルSと今年のシルクロードSで2着になるなど、何度も好勝負を演じている。このメンバーでは間違いなく地力上位だ。
今回は2月の1351ターフスプリントで6着に敗れて以来、半年ぶりの実戦。そして安田隆行厩舎から杉山晴紀厩舎への転厩初戦となる。「リスタート」の一戦を勝利で飾り、秋のGI戦線に弾みをつけられるか、要注目となる。