伊移籍の鈴木彩艶、スタメン確保の可能性は? 監督がGK起用法に言及「リーグ戦は1人に絞る」
パルマはカップ戦で2部に敗戦…鈴木は出場ならず
イタリアの国内カップ戦「コッパ・イタリア」は現地時間8月11日に各地でラウンド64の試合が行われたが、今季セリエA昇格し日本代表GK鈴木彩艶が加入したパルマはセリエBのパレルモに0-1で敗れ、早くも姿を消した。
イタリアデビューが期待された鈴木は出場しなかった。
パルマは昨季の正GKであるアルゼンチン人のレアンドロ・チチソラを起用。パルマは前半に獲得したPKを決められなかったうえに、前半アディショナルタイムにショートコーナーから角度のない位置でのシュートを決められて失点すると、後半に取り返すことができずに敗戦。早くもカップ戦での敗退が決まり、リーグ戦のみを戦うシーズンとなる。
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」によると、試合後のファビオ・ペッキア監督は記者会見でGK起用法について問われた。そして「リーグ戦でのGKは1人に絞るだろう。残念なことに失点によりチーム全員のテンションが落ちてしまったが、試合への影響は大きかった。鈴木はうまくチームに溶け込んでいる。イタリア語を勉強していることが、その助けになっているのだろう。GKは誰がより準備ができているのか、試合ごとに見ていこう」と話している。
回答の前後で結論が違っているものの、チチソラに移籍話があることから配慮した部分もあるのかもしれない。いずれにしても、リーグ戦とカップ戦でGKの使い分けをするのはよくある起用法だ。
現地時間8月17日の開幕戦でパルマはフィオレンティーナと対戦する。鈴木がスタメンを確保できるかが注目ポイントになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)