高校生FWがゴラッソ演出「見えているものが違う」 17歳逸材にファン仰天「必ず化ける」
U-17日本代表も経験したFW井上愛簾が2アシスト
サンフレッチェ広島は8月11日、J1リーグ第26節でセレッソ大阪を2-0で下した。
新助っ人の33歳ドイツ人MFトルガイ・アルスランが2ゴールを決めたなか、演出したのは17歳FW井上愛簾。SNS上でも今後に期待が高まっている。
広島ユースで活躍してきた高校生FWは、2024年の4月にプロ契約を締結。今季はユースに所属しながら、Jリーグの公式戦に出場可能な2種登録として、プロチームのトレーニングに参加している。
4月7日の第7節湘南ベルマーレ戦(2-0)、同20日の北海道コンサドーレ札幌戦(1-1)で短いながらも出場していたが、8月11日のC大阪戦がようやく3試合目の出場となった。
0-0で迎えた後半28分、FWドウグラス・ヴィエイラに代わってピッチへ。するとその5分後、ペナルティーエリア内でボールを受けた井上がドリブルでキープ。うしろで待っていたトルガイへ丁寧なボールを送ると、助っ人MFは左足でゴールネットを揺らした。
さらに後半40分、右サイドのライン際でふわりとボールを浮かせて相手を手玉に取ると一気に加速し深い位置まで運ぶ。グラウンダーのクロスを中央マイナスに送り、待っていたアルスランがキックフェイクで相手をかわし冷静にゴールを決めた。
これまで2試合は出場時間10分足らずだった井上。3戦目にして17分間(+アディショナルタイム)プレーし、2アシストの結果を残している。広島へ流れをぐっと引き寄せた17歳FWに対し、SNS上では「17歳だと??」「見えているものが違う」「勝利に導けるタレント」「新たなホットライン誕生!?」「高校生がJ1上位対決であんなにも身体張ったプレーを見せてくれるとは」「必ず化ける」「宝だろまじで」といった絶賛の声がファンから相次いだ。
井上は2023年、インドネシアで行われたU-17日本代表としてU-17ワールドカップ(W杯)にも出場。期待の高まる高校生FWが、今後広島のトップチームでどんな化学反応を起こすか楽しみだ。(FOOTBALL ZONE編集部)