監督交代の鳥栖が連敗ストップ「次につながる」…GK西川レッド退場の浦和から勝ち点1
川井前監督を契約解除して迎えた初戦、J1第26節で浦和レッズと1-1ドロー
サガン鳥栖と浦和レッズが8月11日のJ1第26節で対戦し、1-1で引き分けた。
監督交代初戦となった鳥栖の木谷公亮監督は「勝てなかったのは残念だが次につながる試合だった」と話した。
前半を0-0折り返した試合は後半28分に浦和FW松尾佑介がカウンターで自陣左サイドからドリブルで独走し、そのままGK朴一圭との1対1を決めて先制した。しかし、その後に浦和はDF井上黎生人がGK西川周作にヘディングで戻したバックパスが短く、鳥栖FWマルセロ・ヒアンが奪い取りそのまま西川をかわそうとしたところで西川が手を掛けて止めてしまう。これが決定的な得点機会阻止(DOGSO)となり、ボールにプレーする、またはボールに向かう結果の反則でもないと判断され西川は退場処分となった。
このPKを鳥栖はヒアンが決め後半39分の同点ゴールに。その後もカウンターで鳥栖にはヒアン、浦和には松尾がGKと1対1になるチャンスを得たが、交代出場の浦和GK牲川歩見と朴がいずれもファインセーブで防ぎ試合は1-1で引き分けた。
鳥栖は8月8日に川井健太監督との契約を解除し、テクニカルダイレクターを務めていたところから木谷監督へのスイッチになった。初陣となった木谷監督は「入りはすごく思った通りできたと思うし、してくれた。我慢もしてくれた。先に失点したが盛り返すパワーも出してくれ、勝てなかったのは残念だが次につながる試合だった」と振り返った。
また、25試合で47失点していた守備面について「速い選手に1つやられたが、昨日、今日の準備は映像だけだったけれども、それでも少し変わったと思う」と話し、次節以降に向け「再確認して失点を少なく勝ちにつなげられるように」と話していた。
勝ち点1を得て連敗を3でストップした鳥栖だが、勝ち点24の19位で降格圏にいる。残留圏内までは勝ち点4差がついているだけに、残り12試合でどこまで木谷新監督の下で巻き返せるか注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)