2得点を決めた広島のトルガイ・アルスラン【写真:徳原隆元】

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広島MFトルガイ・アルスランがデビュー2戦目で2ゴールをマーク

 サンフレッチェ広島は8月11日、J1リーグ第26節でセレッソ大阪と対戦し2-0の勝利を飾った。

 試合を決定付けたのは、新加入のドイツ人MFトルガイ・アルスラン。早速2得点を挙げるとファンから「紫の魔法使い」「天才」と大きな反響が集まっている。

 身長180センチ・体重77キロの33歳アルスランは、ハンブルガーSV(ドイツ)やウディネーゼ(イタリア)など欧州でもプレーを経験。7月22日にオーストラリア1部メルボルン・シティから広島へ完全移籍した。Jリーグデビュー2戦目となった8月11日のC大阪戦で自らの実力を発揮する。

 0-0で迎えた後半33分、ペナルティーエリア内でFW井上愛簾がキープし落としたボールを、アルスランが左足を振り抜く。そのままゴールネットへ吸い込まれた。同40分には井上の右サイド突破からクロスを受けると、キックフェイントで相手2人をかわし冷静に2点目を決めた。

 井上とアルスランのホットラインで生まれた2ゴール。新助っ人のアルスランの活躍にSNS上も「このバケモン、天才」「Jリーグにはない技術、戦術眼」「凄い選手が加入した」「おしゃれ」「ストイコビッチみあるゴール」と興奮。試合を放送する「DAZN」で実況を務めた江本一真アナウンサーは「紫の魔法使い」と称し絶賛している。

 ちなみに、アシストした井上はユース所属の17歳。今年4月にプロ契約を締結していた。U-17日本代表歴もある逸材で、アルスランのホットラインは今後も広島の1つの武器となるかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)