町田が今季初3戦未勝利…何が起きた? 黒田監督が言及「彼がいない時に勝たないと」「残念」
「ここ一番でのクオリティーの問題も見られた」
FC町田ゼルビアは8月11日、J1リーグ第26節で湘南ベルマーレと対戦し0-1の敗戦。
今季初の3試合未勝利となった。J1首位チームに何が起きたのか。黒田剛監督は試合後「失点は一瞬の隙」と試合を振り返っている。
セットプレーでの強さ、シンプルな攻撃で相手を惑わし勝利を重ねてきた町田。夏のJ1中断前、第24節の横浜F・マリノス戦(7月20日)で1-2の敗戦。2週間以上空いて行われた第25節セレッソ大阪戦ではスコアレスドローに終わっており、11日の湘南戦は重要な一戦だった。
しかし0-0で迎えた後半3分、湘南MF田中聡がペナルティーエリア内へ差し込んだパスに反応したMF池田昌生。ターンで上手く前を向くと冷静にコースを狙ったシュートを決めた。この1点が決勝弾となり、湘南がリーグ戦5試合負けなしを継続。一方で町田は今シーズン初の3試合未勝利となっている。
試合後に黒田監督は失点について「一瞬の隙だった」と反省。「そこを湘南さんが逃さなかった。真摯に受け止める」と振り返った。一方で「ここ一番でのクオリティーの問題も見られた」と、得意とするセットプレーについても言及。「期待していた以上のクロスの精度があまり見られなかった。残念だった」と上手くいかなかった攻撃面を語った。
次はホームでのジュビロ磐田戦(第27節/17日)。黒田監督は「1つここで勝たなければならない」と次に焦点を当てる。「平河が抜けた状態にはなりますけれども、彼がいない時に勝たないと。彼がいたから勝ったとそう思われるもあれなので…。しっかりと選手たちをもう一度奮起させて、しっかりとチームを再構築したい」と話し、イングランド2部(ブリストル・シティFC)へと渡ったU-23日本代表FW平河悠にも触れつつ前を向いていた。(FOOTBALL ZONE編集部)