松原修平がチームを救ったビッグセーブに注目【画像はクラブ公式サイトのスクリーンショットです】

写真拡大

GK松原修平がチームを救うセーブ

 水戸ホーリーホックは8月3日、J2リーグ第25節でV・ファーレン長崎と対戦し2-1の勝利を飾った。

 この試合では、北海道コンサドーレ札幌に所属していた2人の選手が際立った活躍を見せている。

 前半17分にコーナーキックの場面でDF長澤シヴァタファリが合わせてアウェーの水戸が先制。しかし前半アディショナルタイムに長崎MFマテウス・ジェズスに追い付かれる。その後1-1のまま試合が進んだなか、決定的場面を最初に迎えたのは水戸だった。

 後半4分、ハーフタイム明けから出場したFW中島大嘉がスルーパスに抜け出し冷静にゴールネットを揺らす。今夏札幌より期限付き移籍してきた期待のストライカーが、早速結果を残した。一方で、水戸はリードした状態でホームチームの攻撃を耐えしのぐ時間も。その際に最後の砦となったのが、GK松原修平だった。

 31歳の松原は、札幌ユース出身。2011年よりファジアーノ岡山でプロキャリアをスタート。なかなか出番には恵まれず、カマタマーレ讃岐、ザスパクサツ群馬、湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.、札幌と渡り歩く。J1リーグでの出場機会には恵まれなかったなか、今季初めより札幌から水戸へ完全移籍加入していた。

 2-1で迎えた後半16分、長崎へ痛恨のPKを献上した大ピンチの場面では、FWエジガル・ジュニオのキックを松原が完全に読み切りストップ。弾いたボールに反応したFWフアンマ・デルガドのシュートもすぐに体制を立て直し連続でセーブしている。

 松原には「守護神すぎた」「水戸の粘りやばっ!」と称賛の声が。また、今夏より水戸に加わった中島とともに「元コンサやん」「コンサコンビ良くやった」「コンサに感謝してね」といったコメントも寄せられていた。

 勝ち点3を積み上げた水戸は、現時点でJ2リーグ17位。降格圏を脱したチームの原動力となった“元札幌組”は、今後も期待の戦力となっていきそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)